アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2010年1月23日

会社人間だった父と偽装請負だった僕

東京の職場までの往復の時間で読むつもりが、一気に読みきってしまった。
大和銀行専務で、巨額損失の不正報告で大揺れに揺れ、会社存続をかけた会議の真っ只中、脳出血で戦死した作者の父と、「普通」の人生コースに反発し、慶応大学を中退して高校生だった彼女と駆け落ちし、社会の底辺の仕事を次々と経験していく僕。二人の壮絶な生き様が、強烈な迫力で描かれている。

会社人間だった父と偽装請負だった僕―さようならニッポン株式会社

会社人間だった父と偽装請負だった僕―さようならニッポン株式会社

  • 作者: 赤澤 竜也
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2009/01/30
  • メディア: 単行本




赤澤と僕は、4歳違いだ。僕は赤澤と違い、彼の父のような会社人間の道を(一時)歩いたが、その途中、軌道修正し、今や、よく分からない(笑)仕事を色々としている。
仕事人間だった頃の自分と、ぷータロー化した今の自分、二つを対比させて文章を書けば、多少、面白い読み物ができるかな?
もっとも慶応の文学部だった赤澤と、理工学部出身の僕では、文章能力において大きな差があるのは、言うまでもないが。。

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