純正と同じNetgearのWiFiアダプタは日本ではローランドが販売しています。
2014年12月9日
2013年12月29日
ChromebookでOpenCL開発
SamsungのChromebookは、ARM+mali GPUの構成になっています。
ChromeOSで動いていますが、これは、Linuxベースなので、普通にLinuxラップトップパソコンとして使うこともできます。
OpenCLを用いたGPUプログラム開発環境としては、一番、お手軽かもしれません。
手順は次の通り
2013年12月17日
中国製トランシーバを購入
アメリカでかなり盛り上がっている中国製トランシーバ Baofeng UV-3R markIIを購入しました。
このトランシーバは、日本の技術適合検査は受けていませんので、保証認定を受けてからの運用になりますけれど、あちこちのサイトに不要輻射(スプリアス)がひどく、対策が必要と書かれていたので、まずは、分解して回路をチェックしてみました。ネットに転がっていた回路図と合わせて確認すると、回路図のコンデンサやコイルがかなりの数削られて実装されています。
アメリカのサイトのスプリアス低減のための改造も対応する箇所のコイルがないので、とりあえず、このままでは、過去の改造記事は参考にならないため、今のスプリアスの状況をチェックしようと、スペクトラムアナライザーで出力をチェックしてみます。
この表示を信じる限り、問題となっていた基本周波数の2倍高調波は十分低く(-100dB)抑えられていて、日本製と大差ないと思います。そこで、改造不要と判断し、後は、周波数範囲を逸脱しない措置を行って、保証認定に出そうと思います。
先日、アマチュア無線クラブのメンバーの方に、PIXIE2というトランシーバキットをいただいたので、これと併せて保証認定を申請する予定です。
2013年11月14日
ステッピングモーターとギヤ比の確認
プログラムを書くためには、ステッピングモータの仕様を調べ、使っているギヤの減速比を知らないといけません。
そこで、モーターを分解して、調べてみます。
MP35EAというモーターは三菱系の会社に型番がありますが、そこには、7VDCなんてものはないので、互換品をどこかが作ったもののようです。
しかし、7VDCって・・・単一6本じゃダメじゃん、モーターも(!)
MP35は1ステップで、7.5度進みますが、1/85の減速機付のモーターなので、7.5/85(度)の進行が行われるようです。
ギヤ比を調べる素敵な方法は見つからなかったので、原始的に歯数を数えていきます。
モーター側から、
24:36
27:140
となっているので、1ステップで7.5/(85*(36/24)*(140/27))=1.134e-2度進むことになります。
赤道儀のウォームギヤは144歯なので、赤経軸の回転数は、
360*144/(24*60*60)=0.6[度/秒]
0.6/1.134e-2=52.89[ステップ/秒]
すなわち、1.89e-2秒/ステップとなります。
コントローラのクロックは4MHzで、PICのタイマは命令サイクルごとカウントし、4クロックで1命令サイクルだから、
1.89e-2*1e6=18908カウントで1ステップとなります。
(あっているかな?)
8倍速、2倍速モードは精度はいらないので、適当な値でいいでしょう。
これを1-2相励磁していくのですが、ピン番号が分かりません。
この型番のモーターは、MMCMIにあるのですが、そこには、7V品はないし、結線については記載がありません。
コントローラ側の基板の配線と、モータの抵抗を測定して、中点ははっきりしているので、あとは、手動で1相駆動の電流を実際に流して、どう動くかを確認して結線を調べるのがいいかも?
それにしても、PIC16C54って、使いにくいですね。
・タイマーが8ビット品1個しかない
・割込みがない
・条件分岐命令がない
なんで、みんなPICを使うんだろう?
2013年7月26日
Cypress EZ-USB FX2LP
いくつかの実験のため、香港から安価なボードを買いました。
このボードにはEEPROMが搭載されていますが、そのままUSBに挿すと、この搭載されたファームウェアが動きます。
自分の実験に使うには、これを消さないとダメです。
ROMの消し方は、こちらのサイトに良く書いてあります。
ところが、サイプレスのSDKのバージョンによって、色々見かけが違っていたので、今日時点の最新のコンソールパネルを記録しておきます。
- まず、EEPROMのアドレスジャンパを抜いて,ボードを起動します。
-
次に、Cypress/US/CY3684_EZ_USB_FX2LP_VDK/1.0/Firmware/Vend_ax
の Vend_ax.hex をプログラムします。 - ここで、アドレスジャンパーを差し直します。
- この状態で、図のようにEEPROMにデータを転送します。
先ほどのサイトの情報に基づき、入力項目を埋めていきます。(Index、間違っていますね。でも動きました 笑)
- Direction Host -> Device
- Request Type : Vendor
- Recipent : Device
- Request Code: 0xA9
- wValue: 0
- wIndex: 0
- Hex Byte to Send: FF
ここで、TransferDataボタンを押すと、EEPROMへの書き込みが終わります。
2012年10月20日
クラシック音楽アーカイブ
以前はパブリックドメインクラシックとなっていたサイトと同じ人が作っているんじゃないかと思うのですが、著作権が切れた音源を集めていて、かなりの数の曲がオンラインで聴けます。
残念なことに、大部分のファイルにおかしな文字コードの日本語URLが使われていて、Windows以外のマシンでは、リンクエラーとなって聴けないです。
リストの上の方のベートーベン、バッハ、モーツァルトなどの巨匠の曲は英数のみのURLとなっているので問題ありません。
これらだけでも、かなり価値があると思います。
管理人さんがかなりがんばっているらしく、日本語フォルダは解消されました。
一括ダウンロードも簡単にできるようになりました♪
2012年2月15日
木材改質の特許
木材のアセチル化の情報を探していて、特許が検索に引っかかりました。
見ると、発明者は、ペルナンブコの特性の論文の著者の松永さんです。
同じような特許をヤマハさんも出しています。
特許には、ばらつきが少なく、よい効果が得られたと書いていますが、
ヤマハさんのバイオリンには、改質した木材を使っているのかな?
追試してみたいけど、この規模の設備になると、さすがに自宅では無理か・・
2012年2月13日
木材学会
全くノーチェックだったのですが、木材学会の学会誌に、楽器用の木材の話が時々掲載されていたようです。
いくつかの論文を文献複写依頼に出そうと思います。
この中のペルナンブコの論文が、本人のHPに公開されています。
ギター裏板用ブラジリアンローズウッド材の音響的性質/矢野浩之,姜 勝哲,古田裕三,梶田 煕/41巻1号17-24(1995)
バイオリンの弓に用いられるペルナンブコ(Guilandinaechinata Spreng)材の物理的力学的特性/杉山真樹,松永正弘,湊
和也,則元 京/40巻9号 905-910(1994)
バイオリン用材の音響的性質/矢野浩之,松岡一郎,椋代純輔/38巻2号 (1992年)122-127
2012年1月15日
アップサンプリング効果を計算で求める
人間の耳で聴いて違いを聞き取るのは簡単ではないけれど、計算で求めることなら、比較的容易に出来そうなので、数値計算ソフト Octave を使って計算してみることにします。
図の色の違いが分かりにくいのですが、青の正弦波に対して、赤がナイキスト周波数の2倍よりも若干高いサンプル周波数で保持した波形で、ピンクは、そのさらに2倍のサンプリング周波数のサンプリング波形です。
左側が、原波形で、右側がそれをFFTで周波数成分に変換したものです。
ナイキスト周波数に近づくと、近接周波数に大きなスプリアス成分が出ているのが分かります。このスプリアスは、周波数が近接しているので、DA変換後のアナログフィルタでは取りきれず、元の波形との相関も強いので、人間の耳には混変調して、差の周波数として聞こえるはずです。
2倍のサンプリングレートにあげると、この近接した大きなスプリアスが消えます。
このデータから、ナイキスト周波数の4倍以上のサンプリング周波数によるアップサンプリングには、意味がありそうなことが分かりました。
2012年1月9日
CDのアップサンプリング
サンプリング定理を厳密に考えると、原音を再生するためには、サンプリングされた音を三角関数を使って畳み込み積分をして、連続音に直す必要があります。
今のオーディオで、CD音質として出回っているものの多くは、これをまじめにやっておらず、単にCDのサンプル音圧をDACでステップ波形に変換しています。
これでは、原音とは程遠い音が出ることは波形を見ると一目瞭然です。
この図の階段状の波形はどちらもサンプリング定理を満たしています。でも、青い線の波形にローパスフィルタを通して平滑化しても、元の波形にはならないことは明らかです。
一つの方法として、DSDに変換して、2.8MHzでステップ上に元波形を追いかける手段があります(SACDと同じです)。ですが、2.8MHzでは、CDの44.1KHzの1周期の間に64ステップしか進まないので、大音量で急峻な音圧変化には追従できません。(おとなしい音になります)
そこで、サンプリング定理の原理のまま、CDの音を4倍にアップサンプリングすることを考えています。アップサンプリングした音は、何かしらの方法で出力しないと聴けないので、USB接続のDACを探してみました。
オンキョウの製品の評判はいいのですが、これは、CDの4倍サンプリング176.4KHzが扱えません。これが扱える製品として、次のものを見つけました。テック USB接続サウンドコンバーター MUSILAND Monitor01US
少し時間が出来たら、CDを取り込んで、4倍にアップサンプリングするソフトを作成し、それをUSB経由で、このDACで出力して音の違いを聴いてみたいと思います。