アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2016年9月24日

読書日記

Filed under: 書籍紹介,読書感想 — い~ぐる @ 9:23 AM

バイオ企業、研究者による人工蜘蛛の糸の開発競争とネット上の蜘蛛の巣(WEB)が絡み合い、大きな話しながら、ごく少ない人間関係の中で物語が展開する小説です。自分の妻がどんなコンピュータにも侵入できる凄腕ハッカーだとか、まぁ、小説だからね。

ゴッド・スパイダー

大学で生物生態学という潰しのきかないことをしているおっとりした大学院生を中心に様々な男女関係が流れていきます。自然コーナーにフィールドノートのサブタイトルを見て、ブッポウソウの話かと借りてきたら、普通の恋愛小説でした ^^;

ブッポウソウは忘れない: 翼の謎解きフィールドノート

バック・ツー・ザ・フューチャーのドクに憧れて、ああいう職業に就きたいと思っていた著者は、高校の時になって、そんな職業は世の中にないと知り、意欲をなくして2浪。ものつくりが好きだったと思い出し、機械工学科に進むも、その先が見えず、留年。2留するつもりで残していた単位を先生が出してしまったので、なんの準備もなく世の中に。
アメリカからの大学生が風船で宇宙を撮影したというニュースに興味を持って、試行錯誤で風船宇宙開発を始めたことが書かれています。
一番、驚いたのが、後付けで、妻への謝辞があったことで既婚者と判明したこと!
世の中、いろいろです。

宇宙を撮りたい、風船で。

2016年9月16日

読書日記

Filed under: 書籍紹介,読書感想 — い~ぐる @ 8:11 AM

薬物だけでなく、ギャンブル、ゲーム、タバコ、酒など依存症を発病する原因は数多くあり、それらにハマるのは、心の弱さではなく、病気なので、発病させないような社会的な仕組みが必要。ところが、先進国で日本だけが、アルコールもタバコも堂々と広告を出し、駅前の一等地にギャンブル場があり、依存症に依存する経済を活性化させ、依存症患者を食い物にしている。
政治の無能、政治家の無能はとどまることを知らず、個人の自助努力のみ。
合掌

「依存症」社会 (祥伝社新書330)

旧約聖書の一節、サムソンの話を一冊の本で解説しています。
短い説話が本一冊?童話のようなタイトルに惹かれて読みましたが、根拠ない話が繰り返され、納得感はありませんでした。
旧約聖書が書かれてから、2000年以上の年月が経っているし、もともと聖書には細かな背景を記載しないので、女好きな暴れ者にしか見えないサムソンがどうしてイスラエルの英雄なのかはわかりませんでした。
(敵国の女に惚れて、裏切られ目をえぐられた怒りで建物を破壊し、敵国に大量に被害者を出しただけ?)

ライオンの蜂蜜―新・世界の神話

ゲノム解析で色々な特性がわかってきます。個人向けに数万円からゲノム解析ができる時代になりつつあり、ゲノム情報をどのように扱うのか、倫理的な問題が問われています。
この本は、前半は、ノックアウトマウスを用いた動物精神学による脳機能の研究の手法が書かれていて興味深いです。後半は、倫理的な問題ですが、蛇足のような。。。 ^^;

「こころ」は遺伝子でどこまで決まるのか―パーソナルゲノム時代の脳科学 (NHK出版新書)

吉祥寺のマンションが500万円?と、まずはここから驚きますが、不動産価格の決まり方、住まいを探すということ、自ら資産価値を上げること色々と考えることがあります。
アベノバブルのためか、ここ二宮の住宅価格も上昇傾向ですが、その値段では売れないでしょう?という住居は、いろんな交渉方法がありそうだと感じました。
老朽マンションの奇跡

2016年9月10日

読書日記

Filed under: 書籍紹介,読書感想 — い~ぐる @ 8:23 AM

てんからどどん (ノベルズ・エクスプレス)
全く違う個性の女の子二人がなんとなくお互いになりたいと思った瞬間、心が入れ替わってしまった。何も考えていなさそうに見える、かりんが入れ替わっている間に色々考えながら精神的に成長していく様子がテンポ良く描かれています。あっという間に読み終わっていました。

ピアニストという蛮族がいる (文春文庫)

中村紘子さんのエッセー集です。文体も内容も気持ち良く読めます。

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するというキーワード、欲望と欲求の違い、現代の若者、オタク文化を分析的に考察しています。
エヴァンゲリオンに感じる違和感が何者かが少しわかった気がしました。

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