ひさびさに物理の関係の本を借りてきました。
この本は、タイトルの過激さとは裏腹に、純粋に物理の面からタイムマシンの可能性について述べています。
SFに出てくるようなタイムマシンが簡単にできるわけではないですが、理論的な可能性を議論するパズルに興味がある人には面白く読めると思います。
情報がブラックホールで消滅するというホーキングの理論に20年越しで闘い、ひも理論が新しいブラックホール観、宇宙観を作り出す物語を軽快な語り口で分かり易く(?)解説しています。
ひも理論は最近の流れなので、よく知りませんが、この本には数学は殆ど出てこないので、数学苦手な人も物語として楽しく読めると思います。