帰りに西の空に月と金星がきれいに見えていました。
モータードライブも動くし、少し拡大して金星を撮影してもいいかも?と、少し急いで帰ってきて、まずは、月を狙って撮影してみます。
ところが、モータードライブを動かしているはずなのに、月が止まらない!?
しばらくしても動く気配がないので、拡大写真はあきらめ、いつものように、月を固定撮影してみます。

望遠鏡を片付けて、コントローラの箱を開けて、中身をチェック。
前に、説明書がこのモデル用ではなく、そちらには、電源には6.2V以上をかけてはいけないと書いてあって、このモデルは単一6本なので、説明書が違うんじゃないのと思っていたけれど、回路を確認すると、説明書が正しかった!
コントローラに使っているMCUはPIC16C54というものですが、このチップ、6.3Vが最大電圧なのです。単一を6本つなぐと、9V以上の電圧になって、動作保証範囲を大幅に超えてしまいます。
実は、単一6本も買うのは嫌だなと、10VのAC/DCアダプターで動かしていたのですが、チェックするとアダプターからは14Vも出ています。大幅なスペック違反!
あ~あ、これで、壊れちまったんだ!
トランジスタは大丈夫だろうけれど、他のチップはどうだろう?
PIC16C54だけなら、交換部品は簡単に手に入るけれど、問題はプログラム。
オリジナルが読み出せなければ、自分で新たに書く必要があります。
そんなことをしているうちに、ISONは通り過ぎてしまいそう・・(-.-;)
11/11追記
Sebenから返事がありました。
“We forwarded your picture and explanations to our technician. He confirmed that the motor does stand the voltage supplied by 6 D cells.”
明らかに、PIC16C54に8.4Vがかかっている写真を送ったのに、問題なく動くだって?メールでは何ともならなさそうですね。
Sebenの三脚を使っていないんじゃないのかって質問が来て、返信をどうしようかと迷い中。同じOEM元の赤道儀であっても他社のものだったらサポート対象外だろうね。
何度かSebenとやりとしていましたが、輸送中の事故なら保険が利くけど、お前のは一度動いているので、保険対象外だといわれ、(その通りですが)、自分で何とかすることにします。