アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2012年8月21日

トイザらス君を赤道儀に載せる

Filed under: 天体観測,機材 — い~ぐる @ 9:04 PM

写真を撮らない場合にはそれほど気にならないので、お手軽に持ち運べるフリーストップ経緯台は便利ですが、微動のないフリーストップ経緯台で写真を撮るのは苦行に近い忍耐が要求されます。
静摩擦と動摩擦という高校の物理でやったことが、全く当てはまり、もう少しとがんばって動かそうと力を入れると、星が見えそうなところで望遠鏡が止まらずに行きすぎます。逆に動かそうとしても、同じことが起こり、何度も行ったり来たりします。

そこで、トイザらス君を赤道儀に載せることにしました。この写真は、トイザらス君に2倍バローレンズ・6.3mm接眼レンズをつけた300倍セットです。倍率が高いと忙しいですが、このくらいの方が良く見える気がします。

赤道儀に載せる

微動があるって、本当に便利ですね~ 星が視野から外れても全くあわてる必要はなく、微動ノブを回せばいいのですから(笑)

実は、トイザらス君を買うちょっと前に、赤道儀付きで安価なケンコーの望遠鏡を買っていたのでした(笑)。
Kenko 天体望遠鏡 Sky WALKER New SW-IIIPC デジタルアイピース付属 120163
ネットではなぜかケンコー社にネガティブキャンペーンがされていて、散々な評判ですが、New SW-3PCというこの望遠鏡、赤道儀が付いて、70mmの口径で1万5千円ほどで購入できるお買い得品だと思います。
自分はトイザらス君を1575円で購入しましたが、トイザらスで新品を買うかというと、たぶん買いません。SW-3PCと両方使って比較したら、鏡筒以外は、ケンコーの方が、ずっと上質だと思うからです。

ケンコーの三脚は、アリガタ・アリミゾという方法で鏡筒を接続します。一方、トイザらス君はビス止めなので、アリガタプレートを調達します。ケンコーの鏡筒のプレートも使えそうでしたが、載せ替えて比較したりする場合もあるかと、別のプレートにしました。
セレストロンのプレートを買って、ドリルで、トイザらス君のビスに合わせて穴を開けます。

アリガタプレートを加工

家に帰ってから、ベランダから土星が見えなくなる8時くらいまで、赤道儀を使って土星を見ていましたが、微動を使った追尾は本当に快適です。(というより、今まで、よくあんな苦労をしていたなぁ・・)
これで、ピント合わせが簡単に出来れば完璧なんだけど、それはまた別の問題なのでした。(笑)

本来は、赤道儀なので、天の北極に軸を合わせる必要があるのですが、南のベランダからは北極星は見えないし、お手軽に済ませるので、大体、北の方を向いていればOKとします。2本の微動で追いかけるので、適宜両方を動かせば何とかなります。

2 Comments »

  1. かっこいい望遠鏡に早変わりですね(笑)
    いろいろ挑戦して楽しめるのが羨ましいです。
    い~ぐるさん、きっと理系の男性なんでしょうね。

    コメント by izu — 2012年8月22日 @ 9:17 PM

  2. はい、典型的な理系人間です。
    何かというと、仕組みとか原理とかに興味の中心が行ってしまいます(笑)

    コメント by い~ぐる — 2012年8月23日 @ 8:51 AM

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