アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2012年6月29日

望遠鏡撮り比べ

Filed under: 天体観測,機材 — い~ぐる @ 9:38 PM

組立天体望遠鏡と、望遠鏡化したスリービーチ望遠レンズの接眼レンズから撮るコリメート法、スリービーチ望遠レンズを一眼レフにつけた直焦点(これが本来の使い方)と3種類で月を撮影してみました。例によって、空は雲がいっぱいで、なかなか月も顔を出さないなか、タイミングを探しながらの撮影です。

コリメート法はやっぱり難しいですが、時々は液晶に月が現れるので、そのタイミングでシャッターを押しています。
月の色や明るさが変わるのは、デジカメの角度とか、雲の状態で変わるので、この時期、細かなことは気にしていられません(笑)

目視では、組立天体望遠鏡とスリービーチはあまり違いがありません。でも、スリービーチはアイピースを選べば、コリメート法が導入しやすい気がします。
直焦点は簡単です。ファインダーに月を捉えて、シャッターを押すだけ♪

組立天体望遠鏡 コリメート法

スリービーチ・コリメート法(digital 60E+Ricoh R8)

スリービーチ直焦点

組立天体望遠鏡の簡易フード

Filed under: つれづれなるまま,天体観測,機材 — い~ぐる @ 1:51 AM

いろいろなホームページに、組立天体望遠鏡の性能改善の方法が出ています。まずみんなが手をつけるのが、迷光処理で、植毛紙など反射を押させるものを望遠鏡内に貼り付けます。
これも考えたのですが、植毛紙が手に入らなかったので、もっとお手軽に何か出来ないかと考えました。

望遠鏡の対物レンズを見ると、レンズがすぐに見えるのが分かります。これだと、斜めからの光などがレンズに入り、鏡筒内で反射してコントラストを下げてしまいます。そこで、フードをつければ、改善するはずです。望遠鏡の外形を測ると、VU40という塩ビ管に近いことが分かりましたので、ホームセンターでVU40のソケットを買ってきます(40円)。

組立天体望遠鏡の対物レンズ部分

確かに、近い大きさなのですが、そのままでは微妙にソケットが小さく入らなかったので、望遠鏡の筒押さえのリングを外してみると、あつらえたようにぴったりとはまります。

VU40ソケットをフードとして装着

ソケット内につや消しをすれば完成・・なのですが、リングを外さないといけないのが、ちょっと気になるのと、ソケットの半分近くが役に立っていないので、ソケットの内周を少し削って、リングの外から装着できるようにした方が、結果は良いかもしれません。(お手軽からは外れるので、検討課題ということにします)

2012年6月28日

超望遠レンズ(スリービーチ デジタル60E)を望遠鏡にする

Filed under: つれづれなるまま,天体観測,機材 — い~ぐる @ 7:46 AM

昨夜、一眼レフでの撮影に使ったレンズは、スリービーチのDIGITAL 60Eというレンズです。ネットを探しても、レビューなんてほとんどない、怪しさいっぱいの超望遠レンズですが、れっきとした日本製で、足立区の職人さんが作っているそうです。この会社は、もともと天体望遠鏡を作っていたそうですが、今は、望遠鏡からは撤退しているようです。

昨夜の記事(続くの下)は、あまりにタイトルと違う話題だったので、少し編集して新たな記事にしました。

このレンズは、口径50mm焦点距離600mm F12のレンズですが、レンズのカメラ側はT型マウントになっていて、カメラにはマウントアダプタを介してつなぎます。
鏡筒は、金属製で、ピントあわせは、先端のヘリコイドを回して行いますが、動きもスムースで、気持ちよく、格安の値段に比較して、上質感があります。

T型マウントは、望遠鏡で使われるマウントなので、望遠鏡のオプション部品が付けられます。
vixen[ビクセン] 天体望遠鏡用 接眼アダプター 42T-31.7ADSXをつけて、接眼レンズを入れると、あら不思議、カメラのレンズが望遠鏡になってしまいます。(レンズの作りからすると、もともと望遠鏡だったのかも?)

望遠鏡として使うには、三脚に載せられないと不便ですが、不思議なことに、三脚に載せるためのパーツを取り付けるねじ穴がすでに開いています。そこで、ホームセンターで入手した金具と、家にあった端材で、三脚搭載パーツを作りました。

スリービーチ digital 60E用自作三脚搭載アダプタ


星は見えないので、2km先のデニーズの看板を目安にピントを合わせると、なかなかよく見えます。
接眼レンズを20mm/12mm/4mmと変更すると、倍率は、30倍/50倍/150倍となりますが、デニーズの看板くらいであれば、150倍でも破綻していません。

全景はこんな感じです。

スリービーチ digital 60Eを望遠鏡にする

この望遠鏡(改)があれば、目視で見たいときには望遠鏡として、写真に収めたいときは望遠レンズとして二度美味しい使い方が出来そうです。

ただ、望遠鏡として使うときには気になりませんが、カメラとして使うと、ファインダーが少し暗いので、ピントがあっているのかどうか、とても分かりにくいです。

ライブビューができるカメラだと、拡大してピントの調整ができますが、私のカメラでは残念ながら出来ないです。
星が見えていれば、星が点になるところでピントがあっているはずですが、夕べは星は全く見えなかったので、「このあたりかな~」という程度の甘いピントで撮影していました。

ライブビューができるカメラが欲しいなぁ・・K-5とかK-5とか・・・(笑)
でも、Pentax-Qでもいいかも?

2012年6月27日

組立天体望遠鏡で月の写真を撮った

Filed under: つれづれなるまま,機材 — い~ぐる @ 9:10 PM

今日の月は雲の後ろでぼんやりしていますが、帰ってから、ベランダで望遠鏡を通してみると、案外、しっかりクレーターまで見えるので、カメラを接眼レンズにくっつけて撮影するコリメート法という方法で写真を撮ってみました。

相変わらず、ピントを合わせるのがとても大変なので、デジカメは、無限大に設定し、うまく、月が入ったところですかさずシャッターを押すというのを数回繰り返し、とりあえず、中でも一番ましな写真は、これ・・
目視の方が何倍もまともに見えますが、写真に残れば、記録になりますね。

組立天体望遠鏡で月を撮る

ついでに、一眼レフの600mmレンズ+x2テレコンでも撮影してみました。でも、天気はどんどん悪化していて、だんだん月が確認できなくなりつつありました。(土星はこんな天気ではとても探せないですね)

一眼レフで撮影

アマゾンさんから、メトロノームが到着しました。

本当は、機械式の方がすきなのですが、おき場所と、値段(笑)の都合で、電子式にしました。
ゆっくりの付点やシンコペーションが多い曲は、なかなかリズムが取れないので、メトロノームを使うことにします。

2012年6月25日

微動雲台

Filed under: つれづれなるまま,天体観測,機材 — い~ぐる @ 1:14 AM

望遠鏡の三脚はカメラ用のものを使っているので、星の動きのような細かな調整が苦手です。
そこで、カメラの三脚に載せるVixen(ビクセン) カメラ用オプション 微動雲台 3562-01を買ってきました。(これだけで、望遠鏡の2倍の価格)

微動雲台をつけた組立天体望遠鏡

望遠鏡は実はまだ完成ではありません。この後、外にシールを張る必要がありますが、ここまででとどめているのは、内部に追加で性能向上の細工をするつもりだったからです。
この望遠鏡は、内部に反射防止の細工をすると、コントラストが上がって、一段と性能が良くなるそうです。そこで、望遠鏡の内部の遮光のため、ベルベットの黒を買ってきました。
ところが、この望遠鏡を使って撮影をしているブログを見つけましたが、かなり大掛かりな仕掛けを作っています。きれいに写真は撮れても、普段の観望には適していません。
それなら、撮影は、別の器材(一眼レフ)に任せて、望遠鏡は空を見るだけにしようかと思いつつあります。この望遠鏡で撮影をしないなら、それほどコントラストに気を使う必要もないような気がして、遮光作業にかかる気持ちになれずにいます。
もうこのまま完成させちゃおうかな・・

2012年6月24日

Kenko Skywalkerと仲間たち

Filed under: つれづれなるまま,天体観測,機材 — い~ぐる @ 1:39 AM

ネットでの評判は散々なKenko 天体望遠鏡 Sky WALKER New SW-IIIPCですが、いろいろと見ていると、あちこちにほぼ同様のスペックの望遠鏡が散見されます。

たぶん、どこかのOEM先が製作したものを多少の化粧直し程度で、いろいろなブランドで出ているのだと思います。

KENKO Skywalkerと仲間たち
ブランド 口径 焦点距離 分解能 集光力 アイピース バローレンズ ファインダー 鏡筒重量 価格
KENKO SW3PC 70 700 2.0 100 20,12,4 NA 6×25 1300 1万5千円
Celestron PowerSeeker 70E 70 700 1.99 100 20,4 3x 5×24 NA $90-$150
TAXIMarket Twinstar 70 700 NA NA 20,12,4 2x 5×24 NA $150

ほぼ同じものと考えると、Celestronの極軸モーターが使えるのかも?
アメリカでのCelestronのレビューは、それほど悪いことは書いてありませんから、同一の製品だとすると、案外、いけるのかも?と思っています。
付属品は多少違いますね。特に、ケンコーのものは、三脚もスチールの頑丈なものになっているし、ネットで評判の悪いバローレンズは付属していません。

ネットを探していると、天体望遠鏡を屈折させる BOSMA 100X 80/900mm光学構造なんてのも見つかります。望遠鏡を屈折させるって・・・??
スペック的には、一見、よさそうですが、口径80mmなのに、集光力は70mm相当・・不思議です・・

2012年6月20日

土星の輪

Filed under: つれづれなるまま — い~ぐる @ 9:33 PM

台風一過で、星空が期待できるかと思ったら、雲が空一面に広がっていて、残念な感じでした。

食後、それでも、未練たらしくベランダから空を見上げたら、さそり座のアンタレスが見えています。せっかく、仮組みした望遠鏡なので、アンタレスを見てみようと、三脚に望遠鏡を取り付けて、ベランダに出てみました。(初めての観望をファーストライトって言うらしいです)

 

すると、その時、スピカの方向に光が見えます。これは、もしかして土星が見えるかも?

いそいそと、三脚の向きを変えて、星を視野に入れると、

おぉぉぉ! 土星の輪が「分かる!」

望遠鏡の箱の裏に書いてあるような形の土星(傾斜はもう少しきつい)が、はっきりと見えるではないですか!

 

写真撮影はどう考えても無理ですが、しばし、土星の姿を楽しみました。

それにしても、土星は思いのほか早く動きます。三脚を頻繁に動かさないと、視野から外れていきます。

一眼レフに望遠レンズを付けてみようと思ったときには、天空には雲が広がってしまいました。

 

2012年6月16日

望遠鏡がやってきた

Filed under: つれづれなるまま,機材 — い~ぐる @ 3:58 PM

ついに、望遠鏡購入です。

買ったのは、

星の手帖社 組立天体望遠鏡35倍

 

スコープタウンさんで、送料込みの2880円です。

10分で組立できるということですが、時間は計りませんでしたが、レンズに埃や指紋が付かないように注意するだけで、あとは、ぱちぱちとはめ込んでいけば完成です。

 

(more…)

2012年6月13日

赤道儀付き望遠鏡

Filed under: つれづれなるまま,機材 — い~ぐる @ 9:03 PM

天体観測については、昔の知識しかないのですが、望遠鏡の高級品といえば、星の動きに追従できる赤道儀が付いていて、びっくりするほど高価なものというイメージがありました。
同県のスコープタウンさんのホームページをよく読むと、初心者には赤道儀よりも経緯台の方がずっと使いやすいし、観測もやりやすいということがわかります。しかも、望遠鏡の性能を決めるレンズの大切さや、鏡胴精度の大切さなど、いろいろと考えさせられます。

でも、せっかく、見えた星をカメラに収めたいとなると、話は全く別で、やはり、赤道儀をモーター駆動して自動的に追尾させる必要があるのだと思っていました。

そうなると、出費額はウン十万となってしまい、とても、お手軽に試すわけにはいきません。

そんなとき、とても興味深かったのが、赤道儀の自作記事です。目から鱗というか、モーターなど使わなくても、1分で0.25度動かせば星に追従できるのではないですか!
自作というのも、とても心惹かれます。

ところが、その前提にしっかりした三脚も必要となり、せっかく赤道儀が格安に出来たとしても、三脚に、またウン万円の出費になってしまいます。

あれやこれやと迷いながらネットを歩いていると、ふと、オークションにケンコーの赤道儀付き望遠鏡が出ているのを見かけました。しかも、かなりお安いのにあまり入札がない。
情報を検索しても、使っている人がほとんどいない。スコープタウンさんに書かれていたような見えない望遠鏡なのかもしれません。

でも、望遠鏡本体はともかく、赤道儀と三脚が手に入ればいいやと、また、ネットをうろうろしていると、実は、ケンコーの赤道儀付きの望遠鏡って、とってもお買い得値段だということが分かりました。

Kenko 天体望遠鏡 Sky WALKER New SW-IIIPC デジタルアイピース付属 120163

かなり悩みます・・・

実は、大型のドブソニアン反射型望遠鏡も最近はびっくりするほど安いのですね。中国のおかげでしょうか・・

2012年6月10日

DSD高音質ファイルを試す

Filed under: CDとか,機材,音楽 — い~ぐる @ 8:23 PM

DSDファイルフォーマット(SACDと同じ原理)の音楽配信が始まり、DSDを再生できるプレーヤーもパイオニアから発売されるなど、高音質の環境がよくなりつつあります。
音楽配信されるものは、PCに取り込むので、PCからどうやって、DSDの高音質を出すのかが大問題です。
一つの方法として、今回、KORGのAudioGateMUSILAND USB-DAC/DDC MONITOR 03 US 32bit/384KhzAKG プロフェッショナルスタジオモニター・オープンヘッドフォン K702によるヘッドホン試聴を試みます。

DSD試聴システム

このシステムの面白いところは、AudioGateの設定で、出力サンプリングレートを自由に設定できるところです。

AudioGateでサンプリング周波数を設定

でも、曲を聴くのに二つのソフトを立ち上げて、しかも、その間、CPUの負荷が高いので、他の用途にはPCが使えないので、BGMとして使うには全く適していません。
あくまでも、音質の評価用途ですね~

もっと、高性能なPCを用意するより、PCを複数使った方がよさそうですね。音を出すのは、BGMとしては、本格的なアンプにつないで、スピーカーで聞きたいところですが、音の細部はヘッドホンの方が解像度が良いので、音質評価にはヘッドホンがいいです。

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