昨日、コンサートから帰ってから、表板のコーナー部分を見直し、もう少し削ってみる。これで、かなり、ブリリアントな感じの音色になってきたんじゃないかな?と思う。
ところで、今回のスズキのバイオリンキットの音色調整は、全てパーフリングの内側すぐの部分の削りで実現している。このやり方は、実は、パガニーニが愛用した、グァルネリ・デル・ジェスのカノンと共通するところがあるんじゃないかと、(手前味噌ながら)思っている。というのは、カノンの板厚は、当時の標準をはるかに越えた厚い板となっているので、その板厚で響く楽器が出来るはずという思いがあるのだった。二台のバイオリン(アンダ君とVSX)のエッジを削りながら、その可能性を追求していたけれど、その経験を踏まえて、今回のキットでは、最小限の削りで何とかブリリアントな響きを得られればと思いながらの調整をしている。
このやり方が正しいのかどうかは別として(笑)、一つの選択肢として、面白い試みだと自己満足。
例によって、録音は、バッハ:ブーレ
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もう一曲、メンデルスゾーンの春の歌
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