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2009年10月20日

10000時間

Filed under: Weblog — い~ぐる @ 7:42 AM

最近読んだ本コンサルタントの習慣術: 野口吉昭の冒頭に
10000時間――分子生物学者・福岡伸一
【「あすへの話題」08.08.21日経新聞(夕刊)】
の紹介があった。


世界的コンクールで優勝するピアニスト、囲碁や将棋の名人たち、トップアスリート。彼ら彼女らについて、ふつう私たちは半ばため息をつきつつ、つぎのように感じている。あのような人たちは天賦の才能の持ち主なのだ。われわれ凡人とはそもそもの出来が全く異なるのだと。

ところがプロフェッショナルたちの多くは皆、ある特殊な時間を共有しているのである。10000時間。

いずれの世界でも彼ら彼女らは、幼少時を起点として少なくとも10000時間、例外なくそのことだけに集中し専心したゆまぬ努力をしているのだ。

福岡氏は、天才のDNAはなく、この10000時間を費やす努力をしているかどうかが、決め手だというのだ。

この時間はどの程度かというと、一日8時間、週5日、年50週働くと、一年間で2000時間となる。これを5年続けると、10000時間となる。

従来、会社では5,6年選手が中堅・一人前となっていく時間と大体符合する。もちろん、「専心する」というのが、昨今の短期決戦ばかりの職場では難しいし、雑用の方が多い現状では、8時間の「専心する」時間をとろうとしたら、職場において、相当残業をせざるを得ないだろう。

ところで、一人前になるまで5年も6年も待っていられないというのが、近年の傾向である。諸外国では、大学生が毎日圧倒的に勉強し続けることで、おそらく、4年間で10000時間を越えると思われる。
(以前、長期研修に来た人から、学生時代に勉強ばかりで食事も満足に取らず、身体を痛める人が多いと言っていたので、それ以上やっているかも?)

日本人には、勉強というと暗記だと勘違いしている人が多いが、短期間に詰め込み、終わったら忘れる方法だけ訓練しても社会では何の意味もないのはもちろんである。

人の採用に余裕がなくなってきている今の世情では、ダメな学生を入社させないという厳しいスタンスを公言して厳密に実施していけば、学生側の意識も改革できるのかと思うが、未だに会社に損失を与えるような人材を平気で採用する会社が多いのは、まだまだ日本社会に余裕があるのかもしれない。

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