アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2006年1月1日

FPGAでファミコンを作ろう

Filed under: 組込みシステム — @ 7:58 AM

長崎出身のS氏がSFLとFPGAを用いてファミコンを作成し、彼のサイトでその設計経験を公開している。
S氏は以前から知っていたし、ファミコンを作ったことも知っていたが、サイトを発見したのは偶然であった。たまたま、SFLの関連サイトを検索していたら、彼が私のツール(sfl2vl)と他のツールを比較するページを作っていて、目に留まったのであった。
当初、彼はSFLをVHDLに変換してFPGAに合成していたのであるが、sfl2vlのVHDLへの合成結果にXilinxのツールで通らない構文があって手修正が必要だったらしい。Allianceのvasyではかなりいい加減な構文でも平気で通ってしまうので、単純に確認漏れであり、更新をしたとサイトに書かれていたメールアドレスを頼って彼に連絡をした。
その後、数通やり取りした後、彼は合成のベースをVerilogに変更した。
中間言語として使うにもVHDLは不便であり、この変更は彼のためにもなっただろう(笑)

内部モジュールは全てSFLで記述し、Verilogに変換して合成しているが、最上位のモジュールだけまだVerilogのまま(ちょっと前までVHDLだったけれど、XilinxのツールがVHDLとVerilogを混在させるとおかしなエラーを起こすので、Verilogに書き直した)だけれど、これもsfl2vlの declare interface宣言を用いれば容易にSFLで書き下ろせるので、彼にはぜひ全てSFLで見通しよく書き下ろして欲しいものだ。

色々なところでSFLの面白事例を集め、紹介していくのもいいかもしれない。

私がマイクロソフトで学んだこと

Filed under: 読書感想 — @ 7:56 AM

正月である。
年末に冷蔵庫の食料が枯渇し(白菜だけはあったが・・)、買い物したら余らせるのは目に見えていたので、いつもより早く実家に帰ってきた。
実家に帰ったらインターネット環境は自宅ほど自由ではない(常時接続だけれど、ケーブルが届く範囲<2階>でしかPCが使えない)ので、先日買った

私がマイクロソフトで学んだこと

を読んでいた。作者のジェリー・ビックは90年にマイクロソフトに入社し、この本の翻訳が出版されたのが97年である。その間に、本に書かれているようにマネージャを含む数々の仕事をこなすというのは、日本の会社では考えられないスピード感である。拘束時間だけやたらと長い日本の会社と違って、ワーカホリック的に働いていても、本当に身のある仕事をこなしていることが良く分かる。

マイクロソフトが嫌いな人間は数多くいる(私も彼らの製品は大嫌いだ 笑)が、こういったスピード感あるれる職場環境は刺激的で楽しいに違いない。

私の場合、社会に出て10年は最初の会社で夢中で仕事をこなし、次の10年は職場を替えて、全く違う分野で仕事をしてきた。次の10年でどんなことをするのかをもう一度振り返る必要があるとしばらく前から考えているが、こういったスピード感に乗った気持ちの高揚を味わいたいものだ。

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