アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2005年10月21日

教育職員人材確保法

Filed under: Weblog — @ 8:11 AM

なんて法律があることは今回の報道で始めて知った。
それにしても、議論の根拠が全くおかしいと感じるのは私だけだろうか。

校長の年金が次官より高いなんてのは、国民からするとどっちでもいいし、
そもそも次官を公務員の頂点と考えて特権的な立場におこうとすること自体が
公務員の保身としか思えないのである。
(大体事務次官なんて、どうせ退職後に天下りして二重三重に退職金を
掠め取っていく連中だろうというのが、国民感情の偽らざるところだろう。
それにくらべたら、校長先生の年金なんて高が知れているではないか?)

しかも人件費の総枠を減らせという議論も一般の公務員の人件費との対比で
議論しているようだが、国民は数字合わせを期待しているのではない。
国の未来にとって必要な教育とは何かという点を、踏まえて
財政支出の教育分野への割合を先進各国と比較した上で妥当額を
計算していくのが筋ではないか?

休出手当て、残業手当がつかない代わりに出されている調整費も
削減の方向というが、だったら、休出手当てや残業手当を出すように
するのかというと、きっとそんな議論にはならずただの数字削減の
槍玉にあがっているだけなのだろう。

こんな底の浅い議論をしていたら、良い人材を育成するなんてことは
到底不可能だろうな。

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