昨夜、バイオリンの表板のタッピングトーンの調整を行った。
まだバスバーはつけていないが、つけるとスクレーパーで削りにくいので、
つける前の音を概略合わせるのである。
ただ、問題は板をたたいても音程なんて聞き取れないのである。
特に5度違いの音程は難しい。
表板は3mm厚くらいに一様に削るとモード1のタッピングトーンは
大体Aの音(110Hz)近辺になるらしいという情報だけを頼りに探すが、
B♭なのかFなのかは聞いても分からず、どちらにも聞こえる(笑)
この厚さでFになっているわけないと想定し、少しずつ削っては
音を確かめる。確かに、剛性を減らすように削ると音は下がるねぇ。
まだあまり削っていない気もするのだけれど、なんとなくFになってきた
ように聞こえるので、とりあえず、ここで削るのをやめる。
(削りすぎた裏板のこともあるし)
リムについた裏板もたたいてみたが、こちらはF#みたい。
リムがついているから本来の音とは違っているはずなのだが、
どこかにリムについた裏板のタッピングトーンを記載している
情報があったらいいのにと、勝手なわがままを言う。
(そもそもキットを買う人はこんなことしないだろうし、
全部作る人は普通にタッピングトーン調整ができるので、
こういった特殊な情報など得られるとは思えないよな)
裏板をたたいたら、どこからかビビリ音が聞こえるので、隙間が空いているらしい。
昨日はどこに隙間があるのか分からなかったが、今朝見たら
裏板の接着が外れている場所が見つかった。
ボンドをスクレーパーにつけて隙間に塗り、クランプで押さえ中。
こののんびりペースでいつになったら完成することやら・・(笑)