写真は製作途中のバイオリンと使用している冶具類である。
バイオリンの上に乗っているのは今日作った板厚測定冶具である。
バイオリン裏板の下のほうが少し削れているのが分かるだろうか?
ストラディバリウスはこの領域を大体2.6mm程度に製作している。
ただ、この厚さ、表が大きくカーブしていることから、
裏もそれに合わせて削る必要があり、一筋縄ではいかない。
また、本来はタッピングで音を調整するのが筋だが、見て分かるように
このキットには最初からリムが接着されているので、タッピングは
できないので、厚さだけでもそろえようという魂胆だ。
最初に削る量の検討をつけるため、板厚を測ると、約4mm程度あった。
1.4mm削る計算になるが、この削りだし、思わぬほど大変だった。
まず、リムが邪魔をして思った方向からノミを入れられない。
相当削ったつもりでいても、測るとほとんど進んでいないなど
消耗戦を続けている。
今日は、もう汗だくクタクタになってしまったので、おしまい。
もう少し良いノミがほしいねぇ・・