アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2005年9月16日

安芸の宮島

Filed under: Weblog — @ 10:55 PM

研究会が宮島で行われたので、30数年ぶり二度目の宮島に行ってきた。

前の宮島は今回と違うルートで入ったのである。

中学一年の夏、初めての一人旅で静岡から四国の親戚の家に遊びに行った。
(実は、一人旅は寝台特急の到着駅までで、イトコが迎えに来てくれたのだが・・)
まだ本四連絡橋は一本もなく、宇高連絡線で高松に出て、そこからさらに
急行で4時間かけて、親戚の家に遊びにいったのだった。

今でも鮮明に覚えているのであるが、その間に松山から水中翼船で移動して
宮島に行った。(到着が宮島か宮島口かは今となってはさすがに覚えていないが、
二回船に乗った記憶がないから、宮島到着だったのだろう)

そのとき、水に浮かぶ宮島のイメージを抱いていたが、ついてみると
潮が引いて、鳥居の底も露出寸前であった。
イトコと一緒に鹿と戯れながら、楽しく宮島観光をしたのである。

今回、宮島口からフェリーで宮島に渡り、散歩がてら水に浮かぶ宮島を
見ようと思ったら、またまた潮は引いていて、ほとんど露出した鳥居と
台風被害で工事中の厳島神社であった。
鹿の数はなんだか昔より増えているような気がしたけれど、気のせいかな?

今回の研究会では特別イベントとして、水族館でウェルカムパーティ
行われた。うつぼやアナゴ、スナメリなどをゆっくり見物したい気持ちも
あったが、乾杯だけですぐに移動ということであまり見学はできずちょっと残念。

本日、研究会最終日、JALの株主優待券を使って飛行機で帰るつもりで、
インターネットでチケットは買わずに18:00の便の予約だけしていた。

飛行場まで距離があるので、15時程度に抜け出し、海岸沿いを歩いていたら
また一段と潮が引いていて、鳥居は完全に露出していた。
そこで、砂に降りて、鳥居の真下を通って反対側の通路に出ることにした。
鳥居の下についた藤壺や牡蠣をシャベルで削るおじさんの横を抜け、
小川を飛び越え、海側から厳島神社を眺め、真下から鳥居を眺め
(こんなときに限ってデジカメは持っていないのだ)
歩いてきた。

その後、お土産屋さんで多少お土産を買い、フェリーに乗って
JRで広島駅に向かう。

フェリーや電車の接続は今一で、思ったより時間が過ぎていく・・
広島駅について、高速バスを探して見つかったと思ったらバスは
出た後。時すでに16:40
次のバスは17:00で、空港到着は17:45頃の予定
(げげっ、これってチケット購入して、チェックインするには絶対間に合わない!)
案の定、カウンタに着いたときには17:50
次の飛行機は週末でもう満席である。

最終便のキャンセル待ちができるかもと思いながら、カウンタで
株主優待券とマイレージカードを渡し、東京に行きたいと告げる。
「予約はされてますか?」と聞かれて、
「18時の便を予約していたんだけどねぇ」と私。
「まだ席はあるから、お取りできますよ」と彼女

絶対間に合わないと思っていたけれど、最後まであきらめずに
カウンタで聞いてみてよかった一瞬である。
(あきらめずにというよりは、何も考えずにと言った方が正解に近いか・・)

で、しばらく端末と格闘した後、彼女
「今年って、平成17年ですよね?」
ん?
「この優待券、期限切れています」
あちゃ~、大失敗。先日送られてきた方でなく、古い優待券を
持ってきていたのだ。

この時間から他にどうしようもないので、優待券をあきらめ、
正規料金-マイレージで交換したJAL金券の値段を払って、チェックイン

何とか、本日中に家にたどり着くことができた。

教訓:逆境にあっても、状況を楽しむ余裕を持とう♪

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