アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2005年9月12日

バイオリンキット製作中

Filed under: バイオリンキット — @ 8:59 AM


芸術の秋である
と、何の脈絡もないが、しまい込んでいたバイオリンキットの補修にかかる。
ダイソーとホームセンターを回り、必要な材料と工具、
専用冶具を作るための材料など色々買い込んだ。

補修というと、何か失敗したのかと思われるかもしれないが、
このキット、到着時点で思い切りあちこち不完全なのである。

パーフリングの溝の深さは場所によりまちまちだし、

リブのライニングはあちこち隙間だらけだし、

極めつけは、ボディ内部のトップブロックとボトムブロックは
裏板から1mm程度浮いた状態になっている。

ライニングは接着すればいいし、パーフリングは溝を掘ればいいのだが、
トップブロックとボトムブロックは、そもそも普通のバイオリンの工程を
たどれば寸足らずのブロックなどできるはずがないので、多分、モールドなど
使わず、ブロックを個別に切り出しておいて(といっても、サイズくらい
合わせるのが普通だろう・・)、リブを裏板につけるときに一緒に
張り合わせただけなのであろう。

トップブロックはネックジョイントを支えるので、隙間が大きいと
まずいと思ったのか、ご丁寧にパテで埋めようとした後がある(笑)

というわけで、まずはトップブロックの補修である。
 まずは、トップブロックのパテをドライバーとスクレイバーで掻き出し、
表面をきれいにする。
 次に、隙間にちょうど合うように、シダー(ただの杉である 笑)の
木片をナイフで削り、収める。
 この木片の両面に木工用ボンド(本当はニカワを使いたかったが、
ホームセンターには売ってなかった)を両面につけ、接着
 クランプで押さえて、しばらく放置(写真)

という、一連の作業を行う。ボトムブロックも同じように補修するが、
木片を削りすぎて、ぴったり収まらないので、昨日はここまでで
終了。

ライニングの隙間は2箇所塞いだが、クランプの数が少ないので、
作業はスローペースにならざるを得ない。

今週は、出張続きなので、またしばらくキットは寝かせておこう。
(いつ完成することやら・・ まだまだ長く楽しめそうである)

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