RedHat社がgccプロジェクトにルネサスM16C用のコードを寄贈したというので、
CVSツリーを取ってきてコンパイルをトライ。
まずは、binutilsからコンパイルするが、M16Cは実はM32Cの一モードとして
実現されているので、ターゲットはM32Cでなくてはいけない。
binutilsのビルドは問題なく出来たので、次にgccのビルド。
ところが、xgccが実行可能コードを吐かないというエラーで途中で止まる。
CVSツリーはリリースバージョンとは全然違うので、これ以上追求しても
無駄であり、このあたりであきらめることにしよう。
このチップ、アドレス範囲が24ビットと16ビットのモードがあり、
gccのようなマルチターゲットのコンパイラには難物である。
無償版のルネサス製コンパイラを用いると最適化は出来ないが、
そもそも最適化が役に立つような状況ではこのチップは用いないから
gccなぞ必要ないといえばないのであった(笑)