アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2005年8月16日

原因と結果

Filed under: 組込みシステム — @ 9:19 PM

何事にも原因があって結果があるのである。
PCの世界では某M社の影響からか、相性などという言葉が
まかり通って、動かないととりあえず再起動してみるなどという
乱暴が行われるのであるが、動かないのには動かないなりの理由が
あることを理解していなければ進歩はない。

月末の浜松のイベントに向けて、調整中の彼らは、一応それは分かっている
はずなのであるが、原因の追求手順がまったりしている。
ある結果が出た場合に、どうして、その結果になったのかを
系統的に追いかける思考過程が重要だと思うのであるが、実際に
起きている事象だけを悩んでいて上位の情報をすべて捨ててしまっている。

上位に行くほど情報量は多いのであるから、問題が発生したときに
切り分けのため手を入れるのは、まずは上位の階層からと考えるのが
普通だと思うのであるが・・

かと思うと、自分では何も考えも調べることもせず、ディスプレイの
モード設定まで一々人の仕事を中断させて聞いてくるやつがいる。
今の状況で何が優先で、どこから手をつけなくてはいけないかは
ざっと周りを見回しただけで分かるだろうに、何で5分も調べれば
解決するようなものまで、頻繁に聞きにくるのかなぁ

こういった傾向は必ずしも未経験だからというのではなく、
それなりに社会経験を積んでいるはずの連中にもあったりするのが
大問題なのである。

日本では、技術にかかわればみんなエンジニアだと思っているが、
世の中は認定コースを出た技術者以外はテクニシャンに分類される
というのが流れである。
JABEEを見ていると認定コースなんていうのも大いに怪しいので
所詮は人の問題ではあるのだが、同じ仕事をするなら楽しくできる
人としたいものだ。

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