アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2007年1月24日

レンズ沼

昨日の出張で、会議がかなり夜遅い時間まで続いたので、S氏と「食事でもしていきましょうか」と東京駅のガード下の店に入った。

会議の感想や、今後の方針などを一通り話した後、趣味の話になったが、S氏は最近自転車で色々走り回るのに凝っているらしい。「自転車って、ちょうどスピード感が人の目にあっているよね」などと話をしているうちに、自転車で回りながら風景写真を撮るんだなんて話題に・・

「ペンタックスの一眼デジカメ使っているんですよ」

えっ!私と同じだ。私は古いレンズを使っているんだ、ペンタックスはアッパーコンパチブルを守っていて、古いレンズユーザーを大切にしているよねと話が合う、

S氏「ロシアのレンズとか面白いんですよ、ねじ込み式のアダプタで使うんですが、柔らかい感じの絵になるんで気に入っているんです」

ゲゲッ、M42使いなの?

ペンタックスの一眼デジカメは、現在のバヨネットのKマウントだけでなく、古いM42と呼ばれる42mm径のネジ式のレンズも3千円くらいの安価な純正アダプターをかませるだけで使える。M42のレンズは、それこそ、オークションにも中古カメラ屋にも山ほど出ていて、選り取りみどりなのだ。

「新宿行く度に、中古カメラ屋に寄って、カビの生えたような千円くらいのレンズを探したりするんです」

ぉぉ、実は、S氏、私とは比較にならないくらいにディープなレンズ沼にはまり込んでいるゾ

「オークションで、銀塩のペンタックスSVを落札したんですが、到着したら、巻き上げすらできず、分解してみたんですが、ネジが足りなかったり、どうやら、素人が分解して手に負えなくなってオークションに出したようなのだったんですよ~」

カメラの分解にまで手を出しているとは、恐るべし。しかし、オークション、本当に、まともなものに当たることはめったにないのは不思議だ。

「中国製の大判フィルムのトイカメラとか、2眼レフなんかも欲しいんですよね~」

正直、S氏がこれほどまでのディープなカメラ趣味を持っているとは、全く予想外。

世の中、狭いものだ(笑)

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