昨日の出張で、会議がかなり夜遅い時間まで続いたので、S氏と「食事でもしていきましょうか」と東京駅のガード下の店に入った。
会議の感想や、今後の方針などを一通り話した後、趣味の話になったが、S氏は最近自転車で色々走り回るのに凝っているらしい。「自転車って、ちょうどスピード感が人の目にあっているよね」などと話をしているうちに、自転車で回りながら風景写真を撮るんだなんて話題に・・
「ペンタックスの一眼デジカメ使っているんですよ」
えっ!私と同じだ。私は古いレンズを使っているんだ、ペンタックスはアッパーコンパチブルを守っていて、古いレンズユーザーを大切にしているよねと話が合う、
S氏「ロシアのレンズとか面白いんですよ、ねじ込み式のアダプタで使うんですが、柔らかい感じの絵になるんで気に入っているんです」
ゲゲッ、M42使いなの?
ペンタックスの一眼デジカメは、現在のバヨネットのKマウントだけでなく、古いM42と呼ばれる42mm径のネジ式のレンズも3千円くらいの安価な純正アダプターをかませるだけで使える。M42のレンズは、それこそ、オークションにも中古カメラ屋にも山ほど出ていて、選り取りみどりなのだ。
「新宿行く度に、中古カメラ屋に寄って、カビの生えたような千円くらいのレンズを探したりするんです」
ぉぉ、実は、S氏、私とは比較にならないくらいにディープなレンズ沼にはまり込んでいるゾ
「オークションで、銀塩のペンタックスSVを落札したんですが、到着したら、巻き上げすらできず、分解してみたんですが、ネジが足りなかったり、どうやら、素人が分解して手に負えなくなってオークションに出したようなのだったんですよ~」
カメラの分解にまで手を出しているとは、恐るべし。しかし、オークション、本当に、まともなものに当たることはめったにないのは不思議だ。
「中国製の大判フィルムのトイカメラとか、2眼レフなんかも欲しいんですよね~」
正直、S氏がこれほどまでのディープなカメラ趣味を持っているとは、全く予想外。
世の中、狭いものだ(笑)