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2012年8月11日

バローレンズ

Filed under: 天体観測,機材 — い~ぐる @ 2:11 PM

手持ちの機材をできるだけ活用し、月以外の惑星をもっと大きく写すには、いくつかの手段があります。
値段が(たぶん)安い方から、

  1. アイピースプロジェクションで、もっと拡大率の高いアイピースを使う(今の器材でOK)
  2. コリメート法をがんばる(今の器材でほぼOK)
  3. バローレンズで拡大
  4. WEBカメラのもっと高画素なものを購入
  5. 高解像度な一眼デジカメを使う

こんな感じだと思います。最初のふたつも悪くはないのですが、星を視野に入れることが、もっともっと大変になることを考えると、もう少し違う方法を試してみたくなります。
WEBカメラの解像度を上げるのは、一番効果的な気がしますが、バローレンズがあれば、目視でも大きく見えるようになるので、お得です。

ということで、とりあえず、思ったより安価に出ていたビクセンの2倍拡大バローレンズを買ってみました。
Vixen(ビクセン) 天体望遠鏡用オプションパーツ バローレンズ 2倍31.7T 3907-00
この、写真の太い方は、実は、Tリングとなっていて、一眼レフを接続できます。
Tリング用のアダプターを買おうかどうか迷っていたのですが、買わずにすみました。

バローレンズを使った場合と、無しの場合、いつものように、1km先の鉄塔で試してみます。

QCAM 直焦点


バローレンズ QCAM直焦点


商品説明の拡大率は2倍となっているのですが、WEBカメラで使うと、もう少し拡大しているように見えます。
ついでに、バローレンズの先に一眼レフをつけてみます。

バローレンズ+一眼レフ直焦点


こちらは、さすがに小さな像になりますね。

この距離で、一眼レフのファインダーを見ながらピントを合わせるのはとても大変でした。それに、望遠鏡の接眼レンズの先に重たいカメラがぶら下がると、操作性がかなり悪いので、やはり、撮影はWEBカメラが一番楽そうです。

室内でも明るいとメーカーが宣伝している320万画素WEBカメラはどうかなぁ・・
iBUFFALO マイク内蔵320万画素WEBカメラ F2.2ガラスレンズ搭載モデル シルバー BSW32KM03SV

でも、もっと問題なのは、微動のないフリーストップ経緯台の方かもしれません。
(粗動だけだと、星を簡単には追尾できません)

でも、まともな経緯台を買うととても高価なので、ここは,人間の能力向上に期待・・(笑)
Vixen(ビクセン) ポルタII経緯台 三脚付  39951-2

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