相変わらず、天気はよくならないのですが、肉眼でうっすらと土星が見えたので、土星の撮影練習をしてみました。
コリメート法は何度やっても土星を導入できなかったので、ケンコーのデジアイピースというUSBカメラでの撮影に切り替えます。
いろいろと試行錯誤して、撮ったものが、次の動画です。
天気が悪いので、画像が安定しないですね。
この動画をソフト処理すると、次のような絵になりました。
これは、WEBカメラで撮ったものを、regstaxというソフトで重ね合わせて1枚の静止画にしています。
こんなに苦労するなら、ケンコーさんが出しているような自動追尾の望遠鏡の方がいいのかも?(笑)
ちなみに、せっかく撮ったので(笑)、今夜の月もアップしておきましょう。
一見簡単に撮っているように見えながら、デジアイピースでの撮影も、実は、かなり難しいです。
- まず、倍率の高いデジアイピースに、なかなか土星を導入できません。普段は、倍率の低いアイピースからだんだんと高倍率のアイピースに変更するので、気にならないのですが、デジアイピースだと、ピントあわせが難しいので、一度付けると、撮影終了までは外したくなく、結果、高倍率のデジアイピースだけでの導入になります。
- 次に、土星ではすぐにいなくなってしまい、ピントが合わせられないので、どこか他のところでピントを合わせておかなくてはなりません。で、月が分かりやすいのですが、月に望遠鏡を向けると、また、土星を探すのに手間取ります。
- 露出調整を自動にしておくと、うまく見えなかったので、手動で露出調整をしましたが、これも、月と土星では、全然明るさが違うので、適当に調整しただけです。
などなど、いろいろと問題山積ですね(笑)