今日は、曇りだったのですが、駅からの帰り道、空を見上げると、夏の大三角形がちゃんと見えています。
これは、アルビレオを見つけられるかも?と、期待しながら帰ってきましたが、ちょうど、間が悪く、ベランダからも外階段からも見えない位置になっていました。階段から身を乗り出せば見えるので、まずは、スリービーチレンズの望遠鏡を手持ちで確認。位置が分かったところで、三脚を少し斜めに出し、ぎりぎり、安定して見られました。
東を向くと、木星が出ています。これは、大きな望遠鏡で見なければ・・と、急いで、トイザらスの望遠鏡を組み立て、階段に持ち出します。
木星の縞も2本はしっかり見え、ガリレオ衛星も見えています。見ているうちに位置が変わるほど、ガリレオ衛星は早く動くのですね。
しばらく木星と戯れていると、下から金星が上がってきました。
金星は地球よりも内側にあるので、影の部分があるのが分かります。
何度かのチャレンジで、それらしい形に撮れました。
最後に、アルビレオがだいぶ西に傾いていたので、トイザらス望遠鏡で見納めして本日は終了。
アルビレオ、木星、金星を堪能しました。
(明日の仕事は・・)
微動のないトイザらスの望遠鏡架台でしたが、拡大撮影をしない限り、なくてもほぼ大丈夫そうでした。
何度か木星撮影を試みたのですが、木星は、手振れ・シロ飛びばかりで、コンデジの調整範囲では、なんともなりません。もっと、自由に露出を決められるのであればいいのですが・・
そこで、眼視主体で観察しました。
短い時間の観望でしたが、いくつかの課題が見つかりました。
- 外光が当たるとファインダーが使い物にならない。これは、ファインダーの迷光処理がないことと、コーティングもしていないシングルレンズであること、フードもないことなど、安作りの問題でだと思います。一応、遮光リングは入っているので、中につや消し処理をできればいいのですが・・
- 写真に撮ると、色収差が激しい。眼で見る分には問題ないですけれど・・
- 木星を見ると、少しコントラストが弱いような気がします。ウス曇の天気のせいかもしれませんが、望遠鏡の内部の遮光処理をもう少ししっかりした方がいいかも?つや消し塗装は丁寧にされていますが、塗装が案外光っていますので、植毛紙貼り付けがよさそうです。
- 微動がない(赤道儀でもない)架台で写真は厳しいです。星を収めて、振動が止まる前に、早めにカメラの準備をして、カメラのレンズと望遠鏡の方向を合わせようとしている内に、星は視野から離れてしまいます。
- デジアイピースを試しましたが、望遠鏡の焦点距離が長く、拡大率が上がるので、微動がない架台で星をデジアイピースに導入するのは不可能に近いです。
こうなると、微動付きの赤道儀か、自動追尾の架台が欲しくなりますね(笑)
トイザらス望遠鏡の取り付けビスの間隔は76mmなので、3インチの穴が開いたプレートを探してくると、他の架台にも載せられそうです。ボルトのピッチも調べないといけないですね・・
望遠鏡のレンズを、蛍光灯にさらしてみると、ニュートンリングが見えますが、少し偏心はしているものの、きれいな同心円だったので、レンズには、色収差以外の問題はなさそうです。