Gモールドを使うかどうか、散々悩んでいたが、やはり、PGにすべきと決断した。
その理由は、ストラディバリ博物館のモールドの写真にあった。
リンク先の写真で、PGとPのモールドは使い込まれた感があるけれど、
Gモールドはあまり使った感じがない。
これって、StradivariはGモールドの楽器はあまり作らなかった、もしくは、作っても気に入らなかったということではないかと思う。
PGはかなり頻繁に使われていた様子があるので、PGをベースに楽器を作るほうがよさそうだ。
Gの標準を外れた大きさは、A0モード、A1モードともに大きくずれた値となるので、バイオリンとしてはいかがなものかと・・(笑)
オールドイタリアンバイオリンの共鳴モードの値は、Joseph Curtinの論文に表が出ているけれど、黄金期のストラディバリやグァルネリはそれぞれほぼ一定の値となっている。
A0,A1モードは箱を作ると形状だけで決まってしまうので、B1モードを板圧を変更して調整することで音を変化させるというのが彼らの理屈。
倍音を調整するFry教授のやり方(Cremona Violins: A Physicist\’s Quest for Secrets of Stradivari)と合わせて、使うことで、いい感じになりそうな気がするではないか(笑)