アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2010年3月12日

貧乏神髄

Filed under: つれづれなるまま — い~ぐる @ 11:13 PM

図書館で借りた本、貧乏神髄を読み終わった。
貧乏神髄

貧乏くさいと、貧乏とは違うという主張で、特に、P.239の記述が印象深い。

「道具を揃えなければできない、というのも間違った判断です。道具を手に入れるために働く時間を増やすことよりも、本当にその道具が必要なのかを考える時間、可能ならばタダで手に入れられないか、自分で作れないかを考える時間を増やすことの方が、よほど有益です。」

これには、完全に賛同する。

著者は、貧乏に降りるため、東京から50kmの茨城の田舎にボロアパートに引っ越して生活している。著者よりも遠く、東京から70kmに暮らす私は、さすがに東海道沿線ということもあり、ここまで田舎ではないが、食生活として、著者と共通するものも多かったりする。

第一章、「喰うことは生きること」が本書のキーだと思うが、いくつか目次を拾いながら、コメントをしてみよう。
・土鍋で炊いたら驚いた
著者は、炊飯器を捨て、土鍋で飯を炊くことで、驚くほどおいしいご飯ができたという。私は、もう、忘れるくらい前から土鍋で飯を炊いていて、この行為自体は当然であり、二度と炊飯器には戻れない。

・貧乏人こそ米を喰え
食パンと米飯の比較をしているが、パンなんて買うたぁ、贅沢ものだ。小麦は小麦として使えばよろしい。食パンだから長期保存ができないのであり、小麦なら、難なく長期保存が可能だし、米の半額ほどの値段で買える小麦を使わない手はないと思うのだ。

・小麦が生み出す豊かな食彩
この節の話はほとんど実践済みだが、唯一、すいとんだけはやったことがない。なぜなら、すいとんは、今まであまり食したことがないので、自分から積極的に食べたいと思ったことがないから。
それ以外は、麺をうつことも、ホットケーキもお好み焼きもたいていの粉ものは自分で試したことがある。

・魅惑の納豆にせまる
やはり、3パックで100円を切る納豆は、食生活の要である。(笑)ただ、著者は玉子が高級品といって、本当に安売りの時しか買わないのに対し、私は、玉子は、朝のホットケーキの発泡のため、利用している。1個20円の玉子は、納豆と比較しても十分安いと思うのだが?

これら以外で、興味を持ったのが、イカの塩からの自作や、納豆、塩漬け肉の自作など。特にイカの塩辛は簡単なので、いつか、イカが特売になっていたら、試してみたいものだ。

この本のおすすめ読書欄に、あった本たちも興味深い。これらの本、もちろん、図書館で探してみようと思う。

ワルシャワ貧乏物語―ある外国ぐらし (文春文庫 (387‐1))
ウォールデン 森の生活

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