今回の出張の飛行機で、(途中までだけれど)、昔の映画、Matrixの二作目を見た。一作目のMatrixはとても面白く、好きな映画の一つだけれど、二作、三作とSFとしては、受け入れがたい駄作になってしまったと思う。
一作目は、Matrixが万能のエージェントを作らない理由を「彼らは自らが作ったMatrix内の物理法則を越えられない」と、それなりに説明している。
ところが、二作目では、Matrix内の法則を越えることを容認しているのに、各プログラムが擬人化されすぎだ。それに、ここまでMatrix内の法則を無視しながら、なぜ戦いのときには格闘技になるのかも疑問。
などと、感情移入する以前に、本当らしさの欠如で拒否反応が先に出てしまう。
J.P.ホーガンのSF小説に、Matrixみたいに、自己の意識を情報化してコンピュータネットワークにした異星人の話が出てくるが、彼の小説は、そのリアリティの部分をうまく扱っていて、とても楽しめる。
もっとも、Matrixも一作目はとても面白かったので、ヒット作故の二作目不作の原則か。。
2009年8月23日
SF映画の科学的本当らしさ
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