東京の職場の周りにはあまり食べるところがない。品川駅から職場に向かう途中の国道沿いには、お昼時になるとお弁当屋さんが並ぶ。
今日は冷たい雨が降っているし、お弁当を買って行って、職場でお昼を食べようと思い立つ。
お弁当屋のおばさんに、
「八宝菜のお弁当」
をお願いする。
「ご飯はどうしますか？」と種類を聞いてきたので、
「梅干でお願いします」
かじかむ手で財布を開けて、お金を取り出す間に、おばさんはお弁当を袋に入れている。
職場に来て、さあ、お昼だ！
と思ったら、
ご飯は、高菜漬けだ！？ 僕の梅干はどこに？
まぁ、多少はいいや、とおかずを開けると、
「甘辛から揚げ弁当だ～！？」
僕の八宝菜はどこにいったんでしょう？
おかずもご飯も冷え切っているし‥
2009年1月9日
お弁当屋さん
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