SIGMAから一眼レフと同等のAPS-Cサイズのフォビオンイメージセンサを搭載したコンパクトデジカメ DP-1が発売された。
このデジカメ、何がすごいといって、コンパクトデジカメにもかかわらず、超特大のイメージセンサを採用しているのだ。フォビオンという3層構造の縦型カラーセンサであり、通常のデジカメで利用するCCDやCMOSなどのベイヤーフィルタによって色を作るセンサと異なり、1ポイントで3色を捕らえるので、色の位置精度が高い。
しかも、ポケットに入るサイズながら、一眼デジカメと同等の大型イメージセンサであるし、レンズメーカーSIGMAの威信をかけたコンパクトな短焦点(35mmフィルムカメラ換算28mm相当)レンズを搭載している。
開放F値が4.0と多少暗めなのが気になるが、16mmの焦点距離で、APS-CサイズのセンサーにF値2以下のレンズをつけようとすれば、かなりの大型レンズになってしまうので、コンパクトデジカメとしては仕方がないか?
もう一つ気になるのが、ISO感度が400までということだ。これはフォビオンセンサが多層構造であり、原理的に感度が低いことと関係するが、開放F値の低さとともに、このカメラの使い方をマニアックに振らせる一因になるかも?
フォビオンの面白さは買いだが、このあたりが気になって手が出ないのだが、早速友人から「発注した」とメールが来た(早い!)。
彼が買ったら色々と感想を聞かせてもらおう♪