アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2008年2月16日

RAW撮影と現像ソフト

私が使っているPENTAX *istDLは中古で購入したものだ。こういった精密機械はオークションなぞよりも(チェーン店であっても)サポートを得られる近くの店で購入した方がいい。値段的にもなぜかオークションよりも安かったりするのだ(笑)。

販売時にほぼ全てそろっていたと思ったが、付属CDだけがなかった。

デジカメのCCDは12ビットの階調をセンスしているが、JPEGに落とすとこれがDCTをかけられた上に8ビットに減らされる。4ビット差はダイナミックレンジの16倍の差になっているが、もちろん、人間の目に直接感知できるほどの差ではないので、通常はJPEG撮影でなんら問題はない。

だが、後からレタッチしたいという場合、8ビットで演算を繰り返すと誤差が集積してとんでもないことになる場合がある。そういうときには、16ビット処理が可能なソフトウェアで演算を実行するのが吉だ。

カメラに積んでいる画像エンジンは各メーカーが頑張って開発したものであり、消費電力、速度、操作性のバランスはかなりよいのだけれど、本当に画像をよくしようと思ったら、このあたりのトレードオフを思い切り画像品質側に振ることだって原理的には可能だ。ただ、デジカメ搭載のエンジンとしては、操作性が悪ければ落第なので、ある程度のバランスで妥協する。

デジカメのセンサが捕らえたデータを全て記録するRAWモードであれば、後からPCで品質側に振った画像処理が可能だ。

などという理由から、RAW処理を試してみたいと常々思っていたのだ。

ところが、PENTAXのRAW現像対応ソフトは、メーカーサイトにおいてアップグレード版しか置いておらず、CDがない私はインストールできない。

ふと、お店で取り寄せできるかも?と思い、店のサイトから問い合わせをしたら、メーカーから取り寄せできるとのこと。

ということで、今日、早速、CDを入手した(が、CDのソフトはインストールせず、PENTAXのサイトのソフトのアップグレード確認要だけに使うのだ)。

どこまで使いこなせるかは甚だ疑問だが(爆)、とりあえず、夕方の窓からの景色を写してみて、ヒストグラムを見ながらレベル調整だ。



PENTAX *istDL/PENTAX SMC DA 21mm/F3.2 Limited

ブログには小さな写真しかアップできないが、遠くの電線の一本一本まできっちりと描画できているのは、DA21mmの実力なんだろうな・・

ちなみに、↓は、同じくDA21mmで撮った朝日だ。こちらは、JPEGで撮影。

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