自動車や自動二輪車のメータケーブルはドライブシャフトの回転を拾うのだけれど、この回転数はJISで規格化されている(JIS D5601)。この値は、60km/h走行時に、自動車で637RPM、自動二輪車で1400RPMとなる。
メーターケーブルが回転体を回し、その上にある磁石がリードスイッチを駆動して車速パルスを出すので、磁石の個数が車速パルスのパルス数を決める。パルス数は4~25と幅が広いので、自分の車種が何パルスかは調べないと分からない。
ところで、私のバイクは50ccのモデルにオーバーサイズピストンを組み込んだ改造申請をして、第2種原動機付自転車として登録している。
第2種なので、原付のスピードリミッタは必要なく、リミッタの解除を行った。
サービスマニュアルを見ると、車速パルスをCDIのマイコンが読み取ってリミッタを起動させている。車速が0の時には空ぶかし防止のレブリミットをかけているので、単に車速パルス信号を切っただけでは解除できない。
そこで、タイマIC LMC555とフォトカプラで、車速パルスの上限を押さえる回路を作成、狙い通りリミッタが解除できた。
車速パルスの取り出しと、電源の供給方法にめどがついたので、GPSなどと組み合わせて色々実験をするプラットホームとしても面白いかも?