興味を持っていた最後の2ストロークエンジン車 RZ50だが、この9月で生産中止になるそうだ。RZ50だけでなく、多くのバイクがここ数年で姿を消しているのに気がついている人も多いかもしれない。
実は、新排気ガス規制の施行が始まっているのだ。
軽二輪や原付一種という人気のあるジャンルは、継続生産車についても、この9月から世界一厳しい排気ガス規制がかかる。
上の記事では、
「絶対台数は少ないものの、二輪車の排出する有害物質は全自動車が排出する全有害物質量の20%を占めている」
という極めて怪しい数値が出されているが、中央環境審議会の議事録を見ると、HCの値だけが20%と言われている。本来、HCだけの規制なら、排気を酸化させる仕組みで対応できるのだが、ドサクサにまぎれてCOやNOxも規制強化になったので、多くのバイクで対応が困難になったのだろう。
環境負荷は低ければ低いほど良いというのは正論かもしれないが、バランスが重要だ。HC以外の排気ガス有害物質の割合をきちんと示した上で、規制値の妥当性が議論されるようなまともが議論は審議会には期待できそうもないので、役人の思いつきで恣意的な規制がこれからもかかる可能性は高い。
ということで、なくならないうちに欲しいものは買うべきだろう
上のページに書かれている数値を転載しよう。
【適用時期】
●軽二輪(126cc~250cc)および原付一種(~50cc)
新型車:平成18年10月1日~
継続生産車・輸入車:平成19年9月1日~
●小型二輪(251cc~)および原付二種(51cc~125cc)
新型車:平成19年10月1日~
継続生産車・輸入車:平成20年9月1日~
【規制値】
●原付一種
CO:13.0→2.0(85%減)
HC:2.00→0.50(75%減)
NOx:0.30→0.15(50%減)
アイドリング時:CO 3.0%、HC 1600ppm
●原付二種
CO:13.0→2.0(85%減)
HC:2.00→0.50(75%減)
NOx:0.30→0.15(50%減)
アイドリング時:CO 3.0%、HC 1600ppm
●軽二輪
CO:13.0→2.0(85%減)
HC:2.00→0.30(85%減)
NOx:0.30→0.15(50%減)
アイドリング時:CO 3.0%、HC 1000ppm
●小型二輪
CO:13.0→2.0(85%減)
HC:2.00→0.30(85%減)
NOx:0.30→0.15(50%減)
アイドリング時:CO 3.0%、HC 1000ppm
2007年7月17日
魅力のあるオートバイがなくなっていく
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