アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2006年10月15日

銀塩カメラとフィルムスキャン

Filed under: Weblog — @ 8:32 AM


中古で入手した銀塩一眼レフ RICOH XR-8 Superをこのところ使っている。デジカメの一眼レフを買うかどうか散々迷っていたが、2300円で入手したこの一眼、レンズはPENTAXのKマウントであり、将来PENTAXのデジカメでいくならば、レンズの互換性はある。

フィルムはというと、ダイソーで105円で販売しているKODAK GOLD 200である。KODAKのフィルムの味は昔から割りと好きでよく使っていた。ので、在庫処分とはいえ、この値段で出てくれるのは助かる。24枚撮りであるが、普段写真を大量に撮影するわけではないので、これだけあれば充分だろう。

撮影したフィルムはお店に出して、FUJICOLR CDというCDへの焼付けサービスを使う。紙のプリントは私の場合には一切不要なのだ。

たとえば、例としては、添付の写真のようなものになる。

このサービス便利であり、現像と同時に依頼すると1時間もしないうちに出来上がる。

だが、ところどころ、露出補正のやり方に気に入らないケースもあり、(特に明るい日光の下など光の強弱が激しいところに多い)、CDの画像ではすでに情報が失われているため、もうちょっと何とか・・と思っていたのだった。

そんなとき、

ネガフィルムスキャン入門 #1

というブログを見つけ、安価なフラットベッド型のスキャナでも相当なことが出来るらしいと知る。フラットベッド型で、高解像度のスキャンにきちんと対応できるような気がしないなぁと思いながらも、このブログの写真を見ると、猫のひげの一本一本がクリアに表現され、ここまで出来るなら私の普段使いには全然問題ない。

そこで、通販で、型落ちのフラットベッド型スキャナEPSON GT-F600を購入した。

このスキャナ、最高解像度4800DPIである。ということは、5μmのドット解像度があるということだ。さらにADOBEのPhotoshop Elementsがついている。素晴らしい!

と、思ったが、何本かフィルムをスキャンしてみても、どうもピントがボケたような写真しかスキャンできない(^^;)

フィルムトレイを見ると、フィルムは湾曲しているので、これは当然ながら固定焦点のスキャンレンズでは正確なピントなんて望めないだろう。

また、レタッチ用に各色16ビットでスキャンするのだが、Photoshop Elementは16ビットを読めないらしく、勝手に8ビットに変換してしまう。

う~む、なんだこれは?

結局、フリーソフトのGIMP(本家だと英語なので日本語情報サイトにリンクさせた)で読み込み、必要なレタッチ・トリミングをして切り出したものをPhotoshop Elementに持っていき、多少のアンシャープマスクをかけるという使い方に落ち着きそうだ。

もちろん、Photoshop CSなどを買えば、一発で済むのだが、プリントする趣味は全くないので、WEB用の写真にそこまでは求めていない。

アンシャープマスクをかけたとしても、スキャンフォーカスが甘いのは回復できないため、色々と方策を検討中であるが、フィルムにカールがついていないときには、まずまずの解像度で読めそうである(あくまでもWEB用にはという点で)

FUJICOLOR CDで問題な数枚だけを選択的にスキャンするならば、この程度の手間は仕方ないか・・

高価な専用フィルムスキャナを買えば済むのは分かってはいるが、これ以上、買い物するのは・・・^^;

追記:GIMPは8ビットカラーにしか対応していないようだ。取り込み時に全く何のエラーも出さないので、対応していると思ったのだが、勝手にノーメッセージで変換されていたらしい。16ビットカラーに対応するCinePaintという派生版があるのだが、これが私の環境ではどうにも動かない。スキャナの取り込みはエプソンのドライバを使いたいので、Windowsから離れられないとすると、16ビットカラーが扱えるPhotoshopに乗り換えるしかないか・・ Elementsでも、新しいバージョンでは16ビットカラーが多少は使えるらしい。が、YMCKへの変換はサポートしていない。GIMPはYMCKへの分解と再統合をサポートするので、輝度情報だけ取り出して、その部分だけアンシャープネスフィルタを掛けてからRGBに戻すなんて技が使えるので、こいつが16ビットに対応したら万能なのに・・と思ふけふこのごろである・・

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