MSDOS全盛の頃、MIXコンピュータのPowerCコンパイラが発売された。これは、$19.95という格安であるにもかかわらず、100ページ以上にも渡るANSI Cのチュートリアルと420個のライブラリ関数の全例題付きの数百ページの解説書として、その分かりやすい構成と文章に優れたものであった。
Windowsの時代になっても、Cの初心者向けには、このチュートリアルとライブラリの説明は充分役に立つし、(当然ながら、GUI部分はないが)今でも入手できるのかなと、検索してみたら、
まだ会社は健在のようでショッピングサイトから購入可能である。
が、$19.95のショッピングにUPS経由で送料が$26かかり、何とも・・・
今日から、新しい人たちに職場にある本を使って、チュートリアルの読みあわせをしてもらっているが、いくつかのメリットがある。
・英語であるので、読み飛ばしをせずにきっちりとチュートリアルを読んでもらえる。
日本語の教科書を渡しても斜め読みして全部をまともに読んでもらえないものだが、英語だと斜め読みが出来ない人たちが多いので、ちゃんと読む訓練に良い
・英語の訓練になる
構文はかなり単純で癖もなく読みやすい本なので、英語が苦手な彼らにはちょうど良い英文読解訓練だ
・C言語の基本構文の解説がしっかり書かれている。
C言語の勉強用に読みあわせをさせているが、本来の(笑)目的にも優れた本である。
というように、この本(いや、本当はプログラムのマニュアルなのだが)にはかなり優れたところが多々あり、出来れば各自が自分で買って手元において欲しいくらいなのだが・・・送料さえかからなければとてもお買い得なんだけれどな・・