バイオリンは頻繁に弦のチューニングをしなくてはならない。普段のチューニングはピアノに合わせているけれど、出先でのチューニングにはギター用のチューニングメータを使っている。手持ちのギター用チューニングメータはクロマチックチューナではなく、EADGBEの6種類へ合わせるだけなのだが、バイオリンはGDAEなので、このチューナでも合わせられるのである。
エレキバイオリンの時にはシールドケーブルでつないでチューニングをしていたが、今は自作のバイオリンなので、内蔵マイクを使ってチューナを動かしている。ピアノでのチューニングでほとんど問題ないので最近はチューナを使うケースは本当に少なくなっている。
ところで、自作バイオリンが出来るまではエレキバイオリンでやっていたが、そのころには音程を注意されることが少なかったけれど、最近、自作バイオリンにしてからレッスンで音程を注意されるケースが多い。
楽器が変わったからしばらくは仕方ないと思っていたけれど、中々収束しないので、これはクロマチックチューナを買わないと駄目かと考えつつあった。
クロマチックチューナは現在の音程を表示してくれるもので、実はディジタルMTRにも同じ機能がついているのだが、あちらはマイクを別に用意しないといけないし、大きいし、その機能をONにするためにかなりの操作を毎回必要とするので使い勝手はよくない。
上の、チューナなら安価だし、チューナ専用マシンだから、操作性もずっとシンプルである。
で、あわや、発注というところで、もう一度自分の練習を振り返ってみると、エレキバイオリンを使っていた頃は、夜中でも平気で練習できたので、夜遅く、音階練習をほとんど毎日のようにすることもできたのだった。今のバイオリンは音が大きいので夜中の練習をするわけにはいかず、結果として、音程練習はほとんどしていないことに気がついた。
なぁんだ、それだったら、チューナがあってもダメジャン!
ということで、チューナを購入するよりも、ミュートをつけて、音階練習の練習量を上げることが先決という結論に達したのであった(笑)
ちなみに、エレキバイオリンで練習するというのは、音程の不安定さには解にはならないのである。というのも、肩当の位置とかサイズなどが微妙に異なり、エレキでうまくいったからといって、必ずしも自作バイオリンがうまく弾けるわけではない。
うまく使い分けるといいのだけれど、エレキに慣れると自作バイオリンでまたまた音程不安定症状が出そうでなんとなく怖いのだ。