青春新書の「未熟者の天下」を読んだ。副タイトルに「大人はどこに消えた?」とある未熟者には魅惑的なタイトルがついた社会学者の本である。
右翼化したり左翼化せずに、大人は無翼であるべきで、無翼のタイプとして
・リバタリアン
・リベラル
・コミュニタリアン
という3つのうち、社会と共生するにふさわしいのはコミュニタリアン(共産主義ではない)であるというのは至極まっとうな結論であるが、筆者自身がリバタリアンであったと述懐しているように、現実にコミュニタリアンとして生きるのは、「大人」にならないと難しい。
「大人」がいるのではなく、「大人の振る舞い」ができる個人のことを「大人」というのは未熟者の一人としてとても共感できた。
2005年12月9日
未熟者の天下
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