アダルト・ヴァイオリン May the force be with you..

2005年8月15日

Linuxクロス開発環境完成

Filed under: 組込みシステム — @ 5:47 PM

一度構築できてしまえば、バリエーションは簡単に作れる。
(というか、今回は、以前インストールしたツールがファイルパスの
上限が低く設定されていたのが問題なので、そのツールを消しただけだが)

ということで、i686用Linuxだけでなく、x86_64用Linuxのクロスツールも
コンパイル中。
Zaurus用はもうさすがにいらないか・・

その後、思い直して、Zaurus用も作った。が、思いのほか苦労してしまった。
まず、crosstoolであるが、gcc-2.95.3-glibc-2.2.2で試すが、glibcが
うまく作成できない。Cygwinのgccが3.4.4であり、古いgccのソースの
コンパイルには失敗するのか?
仕方がないので、glibc-2.2.2とLinuxのヘッダファイルはシャープが
提供しているものを使う。
ところが、それでも、gccの構築ができない。
そこで、色々試しながら、gcc-3.3.6を構築してみる。
今度は、Linuxのヘッダがシンタックスエラーだって・・・
Linuxのヘッダを修正し、何とかgcc-3.3.6で環境構築
Zaurusに出来たバイナリを持っていくと、ipk形式は認識してくれない。
むむ・・
tar+gzに直し、再度やり直し
今度は、libgcc_s.so.1がない
gcc3.3.6はシェアードライブラリを余分に要求するのかと、
シェアードライブラリをパッケージに含めるととりあえず動作。

しかし、シェアードライブラリを配布するのはうれしくないので、
再度、gcc-2.95.3の構築を試みる。
まず、configureがこけるのはtrapの書式が古いからで、
Cygwinでこのバージョンのgccを作るときにはみんな困るはずだと
検索していると、crosstoolのアーカイブの中にいくつかパッチが
転がっている。
この中から関係しそうな4~5個のパッチを当ててコンパイル
今度は無事に完成!

でも、ipkが認識されないのはまだ不明

再度トライしてみるか

PS: どうやら、ファイル名のつけ方が悪かったようで、ファイル名を変更し、
Zaurusのアプリケーション追加から追加できることが確認できた。

ずいぶん長い道のりだったなぁ~

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